~垂直多関節ロボットの走行軸モジュール TMF~
最大許容荷重20トン(ロボットを含む)のロボット走行軸です。ロボットアプリケーションにはロボット自体がもつ位置決め精度に加え、走行軸にも高精度が要求されます。独自のガイドローラーを使用した高精度走行軸を使用した自動化をぜひご検討ください。
TMF -Track Motion Floor –
【TMFシリーズ概要】
TMF-6 for FANUC M-2000 series
2.3tをハンドリングする世界最大の垂直多関節ロボット、ファナックM-2000。この巨大なロボット用の走行軸をGÜDELでは製造しています。剛性と環境耐性を追求した独自のローラーガイドにより、高負荷駆動を実現しました。
この大ロボット走行軸【TMF-6】は特殊仕様機ではありません。他サイズのロボット走行軸、ガントリーローダーにも同じ構造が採用され、同様の特徴を持ちます。
写真:2017年EMOショーにて
高精度
繰り返し位置決め精度:±0.02mmが搬送装置のスタンダード精度です。この高精度性からワーク搬送のみでなく、機械加工アプリ
ケーションとしてお使いいただけます。
ダイナミック
ロボット走行軸は最大20トン(ロボットを含む)、ガントリーローダーは最大3トンの重量物をダイナミックな速度・加速度で搬送することが出来ます。
メンテナンス性と環境耐性
独自の高剛性ローラーガイドシステム:ガイドローラーとガイドの予圧・バックラッシュ調整は六角レンチで容易に調整でき、キャリアやロボットを取り外す必要はありません。ローラー交換も迅速かつ簡易的に可能です。ガイドシステム内部に粉塵やスパッタ、塗料が混入する環境での使用に非常に耐性があります。異常・摩耗状態の早期発見が可能です。
高負荷用ローラーガイドシステム
3つ(5つ)の高負荷用ローラーでガイドレールを3方向からサポートし、ボール循環式ガイドにはできない高負荷耐用を実現しました。偏心構造をもち、ガイドレールとの適切な予圧・バックラッシュ値を六角レンチのみで容易に調整できます。また、搭載したロボットやロボットキャリアを取り外さずにメンテナンス・ローラー交換を行うことができます。
GUDEL社独自のローラーガイドシステムは切粉、スパッタ、粉塵、塗料などが摺動面に降りかかる厳しい環境に対し強い耐性を持ちます。
ローラーガイドについてはこちらで概要を説明していますのでご参照ください。
豊富なオプション
歩行可能フルカバーから、ロボット昇降台座まで、用途・使用環境に合わせた計300種類以上のオプションを取り揃えています。
備考
GÜDEL社ではラックピニオンリニアモーション搬送・ローラーガイドシステム・減速機・エナジーチェーンを含む組み立て式搬送装置をご提供いたします。お客様にはサーボモーター及び制御システムをご用意いただく必要があります。
サーボモーター・制御システムは本装置に付属いたしませんが、制御モーターは各メーカーへ対応可能ですので御用の際はご指定ください。
外部リンク先
→登録不要で2次元図面・3次元CAD図をどなたでもダウンロード可能です。
YOUTUBE動画リンク
TMFシリーズ紹介
TMF-5
TMF-6
お問い合わせ先担当者
弊社営業担当:機械営業部伝導機器課 中島 玄
E-mail:g.nakajima@sandfinc.co.jp