中負荷用・高負荷用ローラーガイドシステムの2種類をラインナップするGÜDEL社は、ローラーガイドシステムを搬送モジュールへ組み込むだけでなく、伝導機器として部品単体で販売を行っています。メンテナンス性と環境耐性を兼ね備える高剛性ローラーシステムは世界中の装置メーカーや機械メーカーに採用されています。
高負荷用ローラーガイドシステム
なぜボール循環式ガイドではないのか?
ローラーガイドからなる高負荷ローラーガイドシステムにはラックメーカーとしてGÜDEL社が創業して以降培われた経験と技術が設計思想に盛り込まれています。
メンテナンス性
偏心式ローラーは、六角レンチ一本でガイド摺動面とのバックラッシュを調整することが出来ます。駆動速度・加速度に合わせたバックラッシの調整が非常に容易に可能です。交換も4ステップで可能であり、搭載したロボットやキャリアを取り外すような大掛かりな作業は必要ありません。
環境耐性
ボール循環式ガイドでは内部に切粉やスパッタなどが混入した場合、ボールの異常摩耗が発生しやすく、異常の発見が遅くなればガイドブロックやガイドレール全体を交換する必要がありますが、GÜDEL社ローラーガイドは構造上内部に異物混入することがなく、また異常検知・交換・調整が非常に容易です。
剛性
GÜDEL社搬送モジュールの場合、キャリアの4隅にローラーブロックが4つ存在します。1つのブロックには3もしくは5個のフラットローラーが内蔵され、ガイドレールを3方向からサポートし、ラジアル及びアキシアル方向の合成荷重を受けます。特にアキシアル方向への負荷耐性をもち、GÜDEL社搬送モジュールにも使用され、20トンもの重量を搬送することが出来る剛性を確保しています。
【構成パーツ】
【40 / 52 / 72 / 90 の全4サイズのランナップ】
ローラー、ガイドレール、ローラーブロック、潤滑ユニットが全4サイズにラインナップされています。