REDEX社のラック&ピニオンで工作機械のX-軸、Y-軸、Z-軸を駆動する遊星減速機には3つの種類があります。1台、1台を組み合わせて使用するKRP型、KRPX型、そして2台の減速機が一体構造となっているDRP型です。これらの製品はドイツ、イタリアを始め多くの国の工作機械メーカーで採用されています。
<工作機械用に特化した減速機>
最高級の品質と高効率の生産方式を採用
■ラック&ピニオンの用途に特化
高いラジアル剛性およびネジレ剛性により、高い共振周波数を得られます。
■超高精度のリニアー精度
バックラッシュゼロのラック&ピニオンの高精度な噛み合わせで、ピッチ誤差を最小にできます。
■滑らかな動作と低い騒音レベル
歯車には高品質の焼入れと研磨加工が施されています。
■すぐにご使用可能
非常に剛性のある一体構造のフレームの取付け面には、研磨加工が施されています。
■コンパクト
重量とスペースを節約できます。
■100%テスト済み
ドラッグトルク、振動、ラジアルおよびネジレ剛性等を全品検査しています。2年間の保証付きで
全世界でサポートが得られます。
<2つのプリロード方式>
1.ツイン駆動方式 (2つのモーターを使用して電気的にプリロードを加える方式)
電気的に与圧を加えるツイン駆動は、1つのピニオンから他のピニオンに“電気的なブレーキ”をかけてバックラッシュをなくします。片側のピニオンは駆動(ドライブ)となり、もう片方のピニオンはブレーキとなります。このシステムには2個のモーターが必要で、特別な制御(タンデム制御)によるプリロードが加えられます。
高速運転時に2つのモーターを同じ方向に回転することで、より高速に駆動ができ、精密な位置決めが可能になります。また、プリロードの値も任意に設定をすることができます。
TwinDRP型減速機 TwinKRP型減速機
2.デュアル駆動方式 (1つのモーターを使用して機械的にプリロードを加える方式-特許)
機械的にプリロードを加えるデュアル駆動は1つのピニオンから他のピニオンに、カップリング内のスプリングのネジレ力によりプリロードを加えます。これによりピニオンが接触している部分のバックラッシュは完全に取り除かれます。
この方式では、駆動している間は常にバックラッシュが除去された状態で駆動しますので、高速時も低速時もプリロードが加わった状態での駆動となります。
このシステムでは、1つのモーターで駆動し、特別な制御は必要ありません。機械式プリロード方式はレデックス社が特許を有しています。
DualDRP型減速機 DualKRP型減速機
<業界No.1の剛性>
①サンギア直結の一体型ピニオン
出力ピニオンがサンギアと直結する一体構造になっているため、チルティング(傾斜)剛性が非常に大きい。
②ピニオンと出力軸ベアリングのギャップがゼロ
出力ピニオンと出力軸ベアリングとのギャップをなくすことで、更に剛性が向上しました。
③プリロードをかけたテーパーローラーベアリング
業界で最高の剛性をもつベアリングを採用しています。
④背中合わせのベアリング配列
剛性を向上させるベアリングの配置になっています。
<出荷前全品検査>
レデックス社では全ての減速機を出荷前に全品検査しています。
・剛性測定(ラジアル、ネジレ、アキシャル)
・バックラッシュ測定
・防水チェック
・試運転
・騒音テスト
・温度測定
・潤滑状況の確認
検査表の例
<DRP型/ターンキーソリューション>
・機械への取り付けが容易。
・追加ピニオンは必要ありません。
・サポート部品の設計が必要がありません。
・時間とコストの節約ができます。
<選定>
下記の「PDFダウンロード」よりカタログをダウンロード頂けます。カタログ内にある選定質問表にご記入いただければ、減速機の選定およびお見積をご連絡させていただきます。
カタログ、図面(PDF、2D、3D)、その他の問い合わせは、㈱エスアンドエフまでお問い合わせください。