外部給油専用の回転工具にて内部給油加工を行うことを可能にするER型クランプナットです。
・標準的な外部給油 ・後付けされたreCool(リクール)-RCR/ER&RCR/ERM
–特徴
// 大きな費用をかけず、たった2分で既存の回転工具を内部給油仕様に変換。
// ER コレットチャック(DIN 6499/ISO 15488)用。
//最高12,000 rpmの速度。*
// クーラントの圧力最大15MPa(高圧ホース-SET RHS-HP使用時)、標準ホース-SET RHS-100では10MPa。
//低メンテナンスのクーラント潤滑ベアリング。
// 水性・油性両クーラントに対応。
// 低メインテナンス設計。
// センタースルー用(シーリングディスク-DS/ER),
スキマスルー用(クーラントフラッシュディスク-KS/ER)を使用。
// 内部給油加工用ER型コレットチャック(例:REGO-FIX ER-DM)との併用不可。
* RCR/ER40は6,000 rpm。
–主要メリット
// 刃先までしっかりとクーラントを供給:工具寿命を延ばしサイクルタイムを削減。
// 切粉を簡単に除去。
// 飛散によるクーラント損失無し。
–外部給油から内部給油への移行方法
①外部給油の開始 ②クーラントパイプ,ERクランプナット,切削工具の取り外し
③reCool(リクール),シーリングディスク-DS/ER(クーラントフラッシュディスク-KS/ER),切削工具の取り付け
④内部給油加工の開始
ERサイズ | 11-40 |
–外部給油加工と内部給油加工の生産性比較(自動車産業向け冷却管 800,000個の生産)
RCR/ER11 | 外部給油 | reCool(リクール) | 改善率 |
回転速度 | 5,000 RPM | 7,500 RPM | 150% |
送り | 55m/min | 80m/min | 145% |
ドリル深さ | 2x5D | 1x8D | |
ステップ加工 | 2×4回 | 無し | |
切粉の排出 | 悪い | 非常に良い | |
ドリル穴の同軸度 | 0.04-0.05mm | 0.01-0.02mm | |
生産時間/個 | 8.6秒 | 2.0秒 | 4倍の速さ |
日産 | 4,000個 | 16,000個 | 400% |
工具寿命 | 8,000個 | 20,000個 | 250% |
生産コスト | ¥14,040,000 | ¥3,445,000 | 75%の節約 |
*出典:Eagle Industry(フランス)