テクノガンマ社製オープンダイ鍛造製品用の測定機は、鍛造プレス工場での鍛造加工中の製品を3D測定し、瞬時に鍛造品形状、寸法をリモートコントロールで確認できます。非接触のレーザー測定装置は、現場環境に影響を 受けない特別処理が施されたレーザー発振部および受光部を持っています。
<特徴>
☆ 多くの測定箇所を同時測定できます。
☆ 技術者による危険な実製品測定は無くなります。
☆ 三次元での測定で必要な箇所を切り取り寸法確認ができます。
☆ 測定時間が短いので鍛造品の温度が下がるのを極力少なくできます。
☆ 2Dおよび3DのCAD図とのオーバーラップ(比較)ができます。
<鍛造品測定の現状>
オープン鍛造現場では未だに多くが人によって手動で鍛造品の測定が行われています。最低でも一人以上の技術者による測定、場合によっては、多くの時間を測定に費やしています。測定結果は技術者の熟練度による所が大きく、再加熱、再鍛造の危険性も多く発生します。
<テクノガンマ社の経験>
テクノガンマ社が培ってきた25年の経験は、17社の主要なお客様、8か国に渡っています。レーザー測定を利用したレールの形状測定、ヒビ、傷の測定、リング形状の自動測定、鉄道車輪の自動測定、そして大型オープンダイ鍛造の製品測定を行っています。既に40以上のシステムが世界各国で稼働しています。
この様な鍛造材を自動で、形状、寸法測定ができます。
<測定原理>
可視できる物体に対して位相の異なる波長の複数のレーザー光を発信する”位相シフト”技術を使用します。発射されたレーザーは被測定物に接触して反射します。反射したレーザー光の時間の違いを測定し、物体の形状を計算し、3D画像に変換してモニターに表示します。
測定ヘッドの取り付け位置はお客様の工場の環境、障害物、反射状態をポータブル測定機で確認してから最良の位置を決定します。測定ヘッドは固定式と移動式がありますので、これらの選択も現場で行います。
<測定結果>
測定結果は下記の図の様にノミナル値と実測値の相違をカラースケールで比較して表示できます。
<主な仕様>
測定範囲 |
最小:1m 最大:120m |
可視範囲 |
垂直360° 水平320° |
測定点 |
最大120,000ポイント 3D |
レーザーパワー |
20mW(レーザークラス3R) |
波長 |
785mm |
形状測定誤差 |
外径、厚さ、長さ:最大±3mm(一般±5mm) |
(楕円、偏心、真直) |
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最大温度 |
1,250℃ |